SOUPS2014読破会概要

SOUPS2014読破会とは

”Symposium On Usable Privacy and Security(SOUPS2014)”で発表された論文を一日で読破するというものである.

開催日時

2014/10/31(Fri)

開催場所

SECOM at 原宿

参加者

荻野貴大,宮尾隆太郎

担当論文

  • "Your Reputation Precedes You:History, Reputation, and the Chrome Malware Warning"(荻野担当),
  • ”It's a Hard Lock Life: A Field Study of Smartphone (Un)Locking Behavior and Risk Perception”(宮尾担当)

読破会に向けた準備

荻野

私が苦労した点は,論文の内容把握とスライド作りであった.論文は,計16枚の論文であったため,まず翻訳するのに時間がかかった.論文は全訳をし,その後要点をまとめていった.
スライド作成では,聞いている人が理解できるように,作りこんでいった.今までの自分のスライドはどうしても文字が多くなってしまい,聞いている人が内容を理解するのが難しいという反省があった.そのため,SOUPS2014の発表スライドでは,イラストを多く取り入れ「見て,わかる」スライドを作成した.

宮尾

私は発表担当の論文の選定を現在行っている研究に関連している”Mobile,Authentication”の二つのセッションから行った.両セッションの概要を確認し,私が一番興味を持ち読みたいと思ったものに決定した.
10月に入ってから全訳を行った.当初一週間で全訳を終える予定だったが,ほぼ終えたところで全訳のデータが消えてしまうというハプニングが発生してしまった.二週間でスライドの原案を作成するのがとても厳しくなってしまい大変だった.選択した論文が調査を行い結果を述べ考察を行うといったものだったため,どの項目について説明を行い,どれを省くかということを選択することが大変だった.
その後,訂正を行い発表練習を行っていった.発表スライドのレイアウトの調整にとても苦労し何度も調整を行った.

発表を通して

荻野

当日の読破会発表では,初めての対外発表ということで多少緊張したものの,練習通りできた. 会場は,かなり大きいスクリーンとマイクがあり,設備として整っているという印象を受けた. SOUPS2014読破会の参加者は20名ほどで,自分の思っていたよりかは,人数は少なかった. 全体の雰囲気としては,思っていたよりも和やかであり,お互いの意見交換の場なんだという印象を受けた.
また,自分の発表に対してもっと突っ込まれるのかと恐れていたが,発表後の質問も想定内のものであったため,自信を持って発表できた.
しかしながら,発表が時間内に収まらず,予定よりも少しオーバーしてしまった.今後,発表する機会があれば,時間配分をもっと意識したい.

宮尾

発表では,自分の番が来るまでとても緊張していた.順番が回ってきて発表台に立つと思いのほか緊張は解けていたような気がする.しかし,ところどころ噛んでしまったり,言い間違えをしてしまった.
発表全体としては時間内に終わることができ,担当論文の伝えたい点を伝えることができたと思う.
荻野貴大 (SECOMにて)
荻野貴大
(SECOMにて)
宮尾隆太郎 (SECOMにて
宮尾隆太郎
(SECOMにて)