SOUPS2017論文読破会概要

SOUPS2017論文読破会とは

”Symposium On Usable Privacy and Security(SOUPS2017)”で発表された論文を一日で読破するというものである.

開催日時

2017/11/2(Thu.)

開催場所

SECOM at 原宿

参加者

田中 悠, 中村 圭祐, 山岸 伶(計3名)

担当論文

  • "The importance of visibility for folk theories of sensor data"(田中担当)
  • ”“...better to use a lock screen than to worry about saving a few seconds of time”: Effect of Fear Appeal in the Context of Smartphone Locking Behavior”(中村担当)
  • ”A Second Look at Password Composition Policies in the Wild: Comparing Samples from 2010 and 2016”(山岸担当)

読破会に向けた準備

田中

自分の研究分野と異なる分野の英語論文を読み,発表に落とし込むのに苦労した.そのためスライド提出時,論文の読み込みが足りず不完全なものを提出してしまった.当日まで発表スライドを直していたので,前もって完成させていればよりよい発表につなげられる練習を重ねられたのではと反省している.

中村

提出スライドの準備を含めて1か月程かけたが、結局は提出スライドも発表用スライドも期限ギリギリの完成となった。高田先生や服部先輩、皆川先輩、山岸先輩に見てもらいながらスライドを作成したにも関わらず、こんなに時間が掛かるとは思いませんでした。自分なりに文字を少なくして絵にしたつもりでした。しかし、出来たスライドは文字が多くて分かりにくいスライドになってしまいました。もっと重要なところと削れる場所を見極められるようになろうと思いました。特に、発表した論文の新規性なんて発表日前日の練習の時に気が付きました。これが出来れば意訳がもっと上手くなるので、練習していこうと思います。

山岸

担当論文は初めて読んだreplication paperであったため、とても興味深かった。オリジナルの研究と担当した研究を両方読み、一つの資料にまとめるのに苦労した。特に、著者らがオリジナルの研究を極力再現しようと心がけていたので、それをうまく伝わるように心がけた。ただ、十分な発表練習を行えなかった点について反省している。

発表を通して


自分の大学だけでなく,他の大学や企業の方も多く参加していてとても緊張した.大部分伝えられたとは思うが,伝えきれてない点や自分でも読み込めてない部分がまだあったように思う.勉強会に参加したのは初めてだったのだが,自分の研究室以外の人の他分野の内容も聞くことができ新鮮だった.今後,研究発表や論文理解に勉強会を通じて学んだ経験を生かしていきたい.
”The importance of visibility for folk theories of sensor data "担当

田中


膝には来ませんでしたが、手が震えるほどかなり緊張しました。中間発表ほど緊張しなかったのは、他の人の発表で多少の時間超過やスライドを読んでいる人もいたのである程度気楽に出来たというのもあるかもしれません。発表は12分ちょっとで収められましたが、早口になっていたような気がします。 だから、言葉の速度をもっと意識できるようにしたいと思いました。また、最初の第一声で会場から変な雰囲気を感じたので何だろうとは思っていましたが、自分の声の大きさが原因だとは思いませんでした。とりあえず、発表の評価に関して先生からは親指を立てたジェスチャーをもらったので、少なくとも及第点以下ではなさそうだったことに安堵はしました
”“...better to use a lock screen than to worry about saving a few seconds of time”: Effect of Fear Appeal in the Context of Smartphone Locking Behavior”担当 

中村


発表前、画面をスクリーンに映すことに苦戦してしまった。次回からはこういったアクシデントに備えた準備が必要だと感じた。発表時間がギリギリになってしまったため、十分な発表練習により、もう少し発表内容を取捨選択していればよかったと後悔が残る。一方で、昨年と比べて落ち着いて発表することができた点で成長を感じた。一日で様々な論文に触れ、知識を蓄えられたため、参加してよかったと感じる。
”A Second Look at Password Composition Policies in the Wild: Comparing Samples from 2010 and 2016”担当 

山岸


会場ビル
会場ビル
発表後の中村
発表後の中村
会場案内
会場案内