USP論文読破会2概要
USP論文読破会とは
ユーザブルセキュリティ・プライバシーに関する論文を紹介しあい、この分野に関する研究の知識を深める勉強会
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開催日時
2019/05/10(Fri)
開催場所
東京農工大小金井キャンパス
参加者
大石,吉田(計2名)
発表論文
大石
Does This App Respect My Privacy?Design and Evaluation of Information Materials Supporting Privacy-Related Decisions of Smartphone Users
- 会議:USEC 2019
- 著者:Oksana Kulyk, Paul Gerber, Karola Marky, Christopher Beckmann, Melanie Volkamer
- 概要:スマートフォンアプリのプライバシーに関するユーザの意思決定を支援するためにチラシ(Flyer)を作成
吉田
Influences of Human Cognition and Visual Behavior on Password Strength during Picture Password Composition
- 会議:CHI 2018
- 著者:Christina Katsini, Christos Fidas, George E. Raptis, Marios Belk, George Samaras, Nikolaos Avouris
- 概要:ユーザの認知スタイルの違いがもたらすグラフィカルパスワード強度への影響を調査
USP論文読破会参加の感想
大石
自身の発表に関する感想としては緊張してしまい、発表がたどたどしくなってしまいました。要因として普段とは異なり、”見るためのスライド”にしてしまい、発表時に読んでしまったことが挙げられます。一方で、今回参加させていただいた会は非常に有意義だと感じました。特に普段読まない被験者実験を行う論文を読む機会になったことと、他の研究者がどのように論文を読むのかを知ることができたこと、他の研究者と議論するきっかけになったことの3点が特によいと感じました。
吉田
昨年CHI勉強会に参加し、今回の勉強会は2回目の勉強会となったが、昨年に比べて緊張もせず堂々と発表することができた。しかし、いまだにスライドが読み原稿になってしまっている部分があったので、さらに聞きやすい発表を目指していきたい。また、今回は質疑応答の時間もあり、質問に対して少し的外れな回答をしてしまったため、今後は質問内容を整理して的確な答えができるようにしたい。CHI勉強会とは違い、同じ専門分野の研究者が集うため、会場にい他のる研究者たちと議論を交わすことができる良い機会となった。研究テーマが決まる前の段階では議論に参加するのが難しいため、あまり有意義であると感じられないかもしれないが、研究テーマが決まり、ある程度知識がついた段階で参加してみると、今までにない視点で自分の研究分野について知ることができると思うので、ユーザブルセキュリティ・プライバシーの研究分野の人は積極的に参加することをお勧めする。