開催概要
MWSCupは、マルウェアやサイバー攻撃の解析技術を競うコンテスト。
MWS Datasetsやリアルな攻撃・マルウェア検体を題材にした実践的な問題が出題される。
2022年はオンラインと現地会場でのハイブリッド開催だった。
当日課題得点(表層を除く)
結果
- 総合得点:第2位
- ハッカソン課題得点:第1位
- 静的解析得点:第3位
- 表層解析得点:第4位
- DFIR得点:第2位
振り返り
渡邉
ハッカソン課題について
ハッカソン課題では早くからアイデアを出し、いくつかの案に同時並行的に取り組むことで、
実現可能かつ有用性の高そうなアイデアを見極め、クオリティの高い成果物を作成することができた。
表彰式ではアイデアの独創性といった点で厳しいコメントもいただいたが、
実際にユーザが使うことを意識してUXの改善等に取り組んだ点は高評価だったと思う。
当日課題について
当日はDFIRの問題を担当した。
今年は昨年以前に比べると難易度が高かったように感じた。
全体では2位という結果ではあったものの、
DFIRの得点1位のチームとは大きく差がついており、
まだまだ知識不足なところがあった。
特に高田研ではマルウェアを扱っていないこともあり、
知らない攻撃手法が出てきた問題では上手く対応ができなかった。
この点は自分の弱点であるため、来年に向けてしっかりと準備をしていきたい。
MWSCup全体を通して
今年は2位ということで、3連覇を逃す悔しい結果となった。
しかし、準備に時間をかけて取り組んだハッカソン課題が高く評価された点はとても良かった。
来年はハッカソン課題・当日課題ともに1位を取れるように、知識・技術の習得を頑張りたい。